ユナモノガタリ

温結びをしたい

ユナ旅モノガタリ 13カ国目(3)🇦🇱

 

お部屋にタンポポの毛みたいなものがたくさんうかんでいます、拡大したらくらげの大水槽だなんて思ってるユナです。みなさんいかがお過ごしで?

太陽いっぱい私の季節!

最近わたしはわたしの人生がすごいすき。

これ大きな進歩なの。ずっと思い込んでるような気がしてた。ゆっくり自分のペースでってのも理解はできたけど、私はそのスピード感がなんとももどかしくて。うぐぐってなってた。

でも最近、頑張れることがあること、後押ししてくれる人がいること、そんな人たちが私がうまくいくと喜んでくれることに気がついた。私は私のたいせつを見つけていくトレジャーハンティングしてる。見たいものをみて、自分で言葉に意味をつけて、踊りたいときには感情をぜんぶで感じて、ひとりになりたいときには自分に優しくして。自己中っちゃそうだけど、

かけぬけたい、ここらから第2章!

息苦しいなと思ったらいくとこピーク

 

はい、まだまだ続けていきましょう、アルバニア編は折り返し。

前回までのお話はこっち。

earth-gal.hatenablog.com

 

ここ世界遺産の町、ベラトを出て、一度首都に戻ります。

そこから北はモンテネグロとの国境にあるシュコダーという少し大きめの街へ。アルバニアの公共交通はあんまりうまくいきませぬ。アルバニア人のフラットメイトがいたんだけど、彼曰く、お金があったらまずpublic transportをなんとかするそうです。昔(社会主義時代)にできた鉄道があるみたいだけどほぼないに等しいくらいで、国内移動はもっぱらミニバン。

 

シュコドラ行きは過酷なバスでした。

観光バス、窓は開かない、カーテンは閉まってて、外の気温は40度近く。3時間くらいの旅路、車酔いでやられた。隣に座ったおじさん、いい人できっとアルバニアのヒーロー、スカンデルベグ(オスマン帝国に対抗した中世の君主)にゆかりがあるところを教えてくれようとしてたんだけど、ちょっと寝かせてほしかったですはは。なぜなら、彼はずっとアルバニア語とイタリア語チャンプルの3時間、ごめんだけどわかんないのよそもそもどっちも(笑)謎にイタリア語→スペイン語→英語の連想ゲームが始まってて、もう笑っちゃうじゃん。

 

そんなでようやく着きました、シュコドラ。

街が湖を沿うようにできてて、湖の向こう側はもうモンテネグロ

右側が市街地、左奥にみえるのがシュコドラ湖

実はこの時、wifi繋がらないまま1日経ってて、今日の夜宿どうしようかなって状態だったの。だからまずは、町のメインストリートみたいなところ歩きながらのホステル探し。

こんなところを歩きます

偶然決まったホステルだったけど、なんだか面白い人たちに会えちゃった。そもそもホステルが私より少し上のお兄さん2人で経営してたんだけど、この人らが私兄弟だっけ?ってくらいの距離感。滞在1日目でぽんこつ扱いされてて、「ほれみーこの自転車こわれてるって言ったでしょ。もう、こっち(自分の自転車)使っていいから。あっち側の道抜けると近道だから。」とか、いたせりつくせり状態。このあたり、疲れてて自分で予定立てるのもう頭使えないですってなってたところでのこのサポートはありがたかった。

そんなとこで2泊、じっくり街探索してきまして。

私おやつ代わりに量り売りのフルーツを買うのが好きなんだけど、ここでも八百屋さんみたいなところで手にしたフラットピーチとチェリーをカバンに詰め込んで高台を目指します。

家庭科1レベルの皮むきじゃない?これ

たどり着いたのはロザファ城跡。もう閉店?ぎりぎりの時間だったおかげで人もほとんどいない中、堪能した〜この頃サンダルの裏つるつるなるくらいに歩き回ってたせいでそこら中で転びそうなの大変(旅にビーサンとサンダルしか持ってかないのに色んなところ登ったり泳いだりするからもう)

シュコドラなぜかデジャブな瞬間が多かったんだけどここもそのひとつ。

ちょっと自慢させてほしいこの瞬間

何年も何百年も前につくったものが自然の中に共生してた。

ふとした景色はどこかで見たアマゾンの写真のようで、違う城壁にのぼっては降りて、思いを馳せてみました。

主人公モード

 

なんか頭はジブリの主人公みたいなことを考えてて(ナウシカとかもののけ姫とか)私たちの世界はなにをして、なにを残していくんだろうって自問自答。いまでも残ってるたいせつにしたい感覚。

おまちかねの夕日

 

次の日、まあ湖と川をみた私は考えました。どこで泳ごう?

ということで、この日も自転車をレンタルして湖の方へかっ飛ばします。

情報量のおおい橋をこえます

ここでこの旅で唯一起きた危険?を話しておきます。別に悪いとことか隠してるわけじゃなくて、なんかずっとラッキーで大変なことはなくてうまく行きすぎちゃってたのよ。実際みんな助けてくれるし。あと、私慣れてます知ってますって顔するの得意なの(笑)

 

ただね、この日は自転車で湖のほうに向かってた時、なんだかつけられてるなって気づいた。ガールズトラベラーのみなさま、ストーキングされてるかもって気づいたら、まずしれっと信号渡ってみます。それでもまだついてきてたら、反対に方向転換します。ここでもはや私は確信する。周りに人いなくて危険度高そうだったら、とにかくレストランでもなんでも人がいて助けを求められるところに急いで。緊急性がなかったら、写真とか動画にのこす、そして、人がいるところに逃げこんで、助けてもらう or 宿が近ければばれないようにとりあえず帰宅。正直、外国人っていうだけで対応してくれないポリスがいる国もやっぱりあるし、そもそも機能していない国もある。だから、知り合いがいる宿が安全かなと私は思う。

 

今回のケース、私はunluckyでもluckyで、宿で仲良くなったイギリス人のスティーブおじさんが偶然通りかかって「ちょっとつけられてるぽいんだけど、一緒に行動していい?」ってお願いして、回避成功。泳ぎにいった。

ベットのマットレスで泳ぐ現地のみなさん

この人性格が典型的すぎるイギリス人で、ちょっと皮肉ったらしい。こちとて面白すぎて笑っちゃってた。みんながイメージしてるイギリス人まんまですきっと。いい人がわかりにくいんだけど、なんだかんだ助けてもらいまして。

頼りになったスティーブおじさん

宿の部屋にもう1人、ポーランドからやってきたポールがいたんだけど、この人スティーブの嫌味とか全然気づかないアクティブバカなお兄さんでもはやコメディ?って思ってた。コメディ兄さんはこの日の湖ダイブに合流したのち、私のわがままで夕日を見に行くために40分くらい自転車を一緒に漕いでくれました。やさっし。

見た目よりちっちゃいけど綺麗よ

これははずせない

そういえば湖のほとりで旅をするロシア人の女の子2人に会ったの。

この湿地帯の奥、デッキみたいなところでワイルドキャンプしてた

聞いたら、はっきりとは言葉にしなかったけど、ウクライナのことがあって逃げてきたみたいなこと言ってた。実際、そうやって国境を超えてる若者は多いらしい。ここで政治的な主張をするつもりはないんだけど、どうだろ?どう思う?気になったからあえて書いておくよ。

 

もちろんお話しして彼らのバックグラウンドを完璧に理解したとは思ってないし、それでこういうスタンスとるのはjudgementalかもしれん。ただ私は純粋にここで彼らが夏をたのしんでるのがフェアじゃないって映ったよ。うん、でも自分は第三者だからそう思ったのかな。もし、自分が当事者で、自分の国がmake senseまったくしないことをしたら、それにstandできるのだろうか。ムービーだと民衆パワーでハッピーエンドだけど現実はきっとそうもいかないこともある。彼らをそこで私がよくわからん正義感ふりまわして責めたところでそれはお門違いでしょう。ふれないのが正解かもしれないけど、それで人のライフが忘れられていって日常になってしまうのはおかしい。とてもおかしい。論理と感情をわけて考えないとだめね。

 

ちょっとよくわからないエンディングになってしまったけど、ある意味open questionだと思ってくれれば。

街のひとときをシェア

その2

その3

 

この後はバルカン半島のアルプスなんて呼ばれるTheth国立公園に向かいます。ミニバス2時間くらいでメリダのおそろしの森の1ページにステップイン。美しすぎて、壮大で、荘厳で、私には語彙が足りない。人が自然を畏怖したのがわかるような場所でした。

テス国立公園

予告編の写真とともに、みなさん今日も好い日を!

チャオ!

知恵のあるおとなになりたい