ユナモノガタリ

温結びをしたい

ユナ旅モノガタリ 13カ国目(2)🇦🇱

 

やあやあ、暑くて溶けてるユナです。

今年はイギリスずっとあったかくならなかった(3月がちゃんと雪ふってたくらい)のに、ここ数日大変なこっちゃ。体感30度、冷房はもちろんない。湿度はそこまで高くないけどそのぶん太陽ぎらぎらでもうおこげ化した。

イギリス夏あるある 即席bbq

そんな中、6月7月はさよならラッシュのようで。この1週間、また会えることを願って「またね」って言う。大切なひとたちのニューチャプターは嬉しいけどさみしい。ジビの授業のこと思い出すんだな、ふと。自分たち人生船乗りだから、ずっと一緒にはいられないから、それでも大切をたくさん蓄えて出航するの。でも慣れないものだね。シェフィールドで出逢えた人たちへ、祝福のエールを、愛を込めて。そして、さみしいってかなりうっとうしく絡んでも笑い流してくれて、お世話してくれてありがとうでした(笑)

フラットメイトたち

話は戻ってアルバニア編。

ちょっとスピードアップしていかないと。ボスニアまでちゃんと書き残したい。

アルバニアどこ?なに?ってなってたらぜひ前のやつ読んでね。もうちょっとアルバニア全体の歴史について触れてます。今回の紀行文はど主観の日記ですあは

earth-gal.hatenablog.com

 

アルバニア、首都ティラナを出て向かったのは世界遺産の町、Berat。

首都がほぼ真ん中、その下あたりベラト

アルバニアは一番バスがややこしかったといっても過言ではない。ヨーロッパ圏にいるけど、バスのターミナルはボルネオのマレーシアとかガーナとかと一緒。乗合バス?バンみたいなのが大集合してて、ボンネットのところに行き先が書いてあるか、行きたい場所を叫んでる人のところにいって前払いするスタイル。私がベラト行きに使ったのはバンだったからエアコンなし、窓開けたら土煙野中、2時間強のジャーニーだった。熱中症なりそうよ。

見えてるとこの3倍サイズのバスターミナル

ベラト行きではあるものの、なぜかバンは町中まで行ってくれない(笑)中心から2、3キロ離れたガソリンスタンドで降ろされてさよならしちゃった。どうやらそこがバス停になってるみたいで、すこし待ったら市内バスみたいなのがやってきて揺られながら今日のホステルへ。ここも、バスの中にお金集める人が乗っててその人にみんな払っていく。お金を渡した時「いくらだった?」って急に英語で声をかけられた。そこには私ともう一人、外国人。この出逢いがある意味、いやすごく旅の休息になったの。どうやら同じバンに乗ってベラットにやってきてたみたいで、おなじくひとり旅のアンガス。旅のプロフェッショナル。正直よ、初めて会ったイギリス人で話してて面白いと思った人(笑)旅人の助け合いってたくさんあるから、ソロだからこそ楽しめる良さだと思ってます。

ベラトの町

崖に沿うように家があります

 

その時ドバイでのインターンを終えて、イギリスに帰るまでの旅の途中で。もうすでに50カ国以上世界をまわってきた強者。スタンダードが全然ちがう。イギリスってなんだか日本と近い島国気質を感じるんよね。結局、島で完結できちゃうからあまり外に興味がない。ホリデーとかは行くんだけど、なんていうかな、観光でいくだけで別にその国の文化を知りたいとかそういうintentionはなさそう。日本でいう避暑地とかに向かう感覚。ただそれが国内にないってだけ。ちなみにここで大人気なのはスペイン、ポルトガル、イタリアあたりかな。太陽があって、天気が良くて、綺麗なビーチがあるところ。

 

話もどってベラト。だからか、イギリス人で(といったらgeneraliseしすぎかもしれないけど)あまりライフストーリーがおもしろいとか考え方が興味深いって思えたことがあんまりなかった。だけど、アンガス、ほぼ同い年なのに経験が空こえてた。自由だけどdown to earthなタイプ、でも軽くどこまでもいけてしまうんだろう。

ちょっとぎこちないの今みると笑える

 

話をしはじめたらとーまらないとまらない。話して、聞いて、inspiringで気がついたら1日経ってた。ベラットって谷というか峡谷の間にあるところなのね。だから、その壁登って上に行くこともできるの。せっかくだから夕日を見に行こうって行ってみた。

上から見た町

 

綺麗なものってどこにでも探せばあるけど、この日見た夕焼けを忘れることは一生ない。good companyと静かな空気とすこしカンボジアっぽいもやのかかった山間から流れる川。

伝われ

反対側

 

実はイギリスに帰ってきてからも何回か彼と会ったけど、いつもあの夕焼けの話をするの。ずっと覚えてるね、言葉で言えないよねって。いつかまた一緒に冒険できたら楽しいだろうなあ。

帰り道

そんなこんなで戻った宿はおばあちゃんハウスみたいなところ。朝着いた時、民家なのか宿なのかわかんなくて探すの時間かかった。

宿

これは見つからなくない?地図なしよ

 

ここで出逢ったローレンスたちのカップル、ノルウェー人のトー、シシリアからのファミリーもみんな心地よかった。だって、夜帰ったら入口のところでギター弾いて歌うたってってしてるんだよ、もう最高の締めくくりでしょう!トーはこのあとシュコダーっていう北の町で再会するんだけど、おんなじようなルートで旅をしてたから、途中でこの町ならこの宿!ここはおすすめ!なんて連絡しあってた。たしか中国に昔住んで英語を教えてたガッツがあるおじいちゃん。この旅おわったらノルウェーの湖のほとりにある小さな小屋で夏を過ごすって言ってたな。

トーと食べた朝ごはん

朝ごはんのロケーション(宿の裏庭)

アルバニアあるある:ホスピタリティが素敵。朝ごはん付きの宿がスタンダードでそれでも一泊2000円しないくらいだったはずです。しかも朝ごはんはその場で作ってくれるおうちごはんばっかり。

 

ベラトはこの旅でのハイライト。みんな自分のライフを持ってたの。それが美しくて、羨ましくて、人間らしい。

ため息がでちゃう

旅の予算が減ってきたので、ベラットは1日で、次は北はシュコダーへ。

旅のお金の話ってしてなかったし、よく聞かれるけど、だいたい1週間£100くらい(16000円弱)でした。トータル6週間、交通費含めて£700あたりだったんじゃないかな。ちなみに出発した時はサラリーが入る前だったから、200ポンドもないくらいで、途中でpaymentこなかったらどうしましょなんて思いながら旅してましたとさ。

 

それではアディオス!みなさま水分補給わすれずに〜

 

p.s. その他の写真たち

夕陽と町と人と

町角

宿の裏手

キナバル山の朝焼けに似ています

おもちゃみたい

町にかかるふたつの橋

うん

泥臭いのに、洗練された夕焼けでした