ユナモノガタリ

温結びをしたい

ユナ旅モノガタリ 12カ国目(2)🇲🇰

 

Halo、ユナです。

シェフィールドの天気は晴れて雨って曇ってのサイクルが1日に何度もリピートされてて忙しいです。おてんば天気に感情のフォローアップが間に合わなくて疲れぎみ。これが5月病?はやく夏がきてほしいなんて思いながら、森山直太朗の夏の終わりを聴くのがすきです。

なんか迷子

 

この度、旅はようやく折り返し(今更)

北マケドニアの首都スコピエの紀行文が気になっちゃう人はこちらからどうぞ。

earth-gal.hatenablog.com

ではでは、スコピエから誰もがいくべきっておすすめされるOhridへ向かいます。

どこからでもひょっこり湖

360かの教会がある世界遺産エリアらしく、ゆうて一番の楽しみは泳ぐのだったけど歴史もワクワク。スコピエは国民性、地形、地理的距離<<宗教なのかなって感じがしてた。旧市街なんかはブルガリアが幻想だったかと思うくらいトルコから直行してきたみたい。町の旅行会社のサインボードも”アンタルヤ(トルコのビーチリゾート)””ドバイ”をよく見かけた。ヨーロッパってイメージするお顔は少なくて、アルバニアに行ったら謎が解けるかも。

ここら辺の教会タイプ

マケドニアは周りの大国に翻弄されつづけてきた、ギリシャ、ドイツ、イタリア、ユーゴスラビアなどなど。ギリシャのcivil war後、14歳以下のマケドニア人の子供大疎開が行われたことで今でも、アメリカ、カナダ、西ヨーロッパの国々に多くのマケドニア人が住んでいる。ずっと戦略の中を息抜き、文化を受け継いできた強い人たちね。そんな人々の先祖たちがいたヨーロッパでも最古の人類の定住地として知られるオフリドに行ってきまして。

もちろん飛びこみましたとも

最初の感想は観光地。英語は使えるし、ユーロが使えたりもする。ただ建物は素朴でスコピエよか昔の建築物をのこしてる。ギリシャからのツーリストが多い印象。

ちょっと旧市街みたい?

一つ言わせて、聖ヨハネ・カネヨ教会っていう有名なところがあるんだけど、もうびっくりするほど写真のとおりで美しかった。現地の人が教会の前にあるベンチでおしゃべりをしていたり、観光客も写真撮ってはい次!みたいな人より階段に腰掛けて本をよんでいたり、すべてが日常に浸透してた。私がいたのは7月のハイシーズンだったのに。

なにこれ、なにこれ!

夕焼け後、ちいさな港でアルバニア側の湖畔をながめる。いいよ、正直自分でもromanticiseしてるって思ってたから。旅にでるとずっと私が主人公モードだわけあは。

夕焼けの桟橋

ぽけってしてたら話しかけてきた船乗りのおじさん。

色々話をしたんだけど、フェミニストであると宣言しているのに女性はしいたげられているって思っていて〇〇なひとが多いって断定型のステレオタイプは矛盾だったよなあ。

 

私「性別とか国にかかわらずみんな個人としてリスペクトすればいいのでは?」

おじさん「自分(おじさん)はノーマル、ストレートな女性が好き」

おじさん英語得意そうではなかったから偶然思いついた言葉だったかもしれないけれど、そのワーディングに引っかかってしまったのと、話し方にinvadingな意見の広がりを感じてもやっとした。

私「わかりました、ただみんなおじさんのいうノーマルではないかもしれないし、それは個人の権利でチョイス」

こんな感じでずっとループ。

通りすがりのだれかのお父さん「今はモダンワールド。それはあなたに関係ない、好きに選べばいい」

 

といった具合だったんだけど、なんて言うのがよかったんだろうってその時の自分はその気持ちをホステルのベットで書き綴ってた。対話のチャンスはいつでもあるのに、どうやって自分の考えを届けられるのかね。放っておけばよかった?

絵の具のくろ、もやる

あ、スクロールしても答えはでてないです、全然。ただきっとおじさんがこの会話を覚えているとしたら日本人の女の子がっていう主語に変換される(この話題が始まる前に日本の話をつらつらしてたから)このトピックに限らず、大きなことみたいだけど自分がprivilegeある分の責任はもってる感覚も大事とおもう。架け橋になるってきっとそういうことだ。なんかあれみたいだね、自由がほしいってやつ。このオフリドで寄った小さな教会のひとつでね、中に入れてもらうことができたから持っていたスカーフで肩を隠したの。そしたら、そこの神父さんがありがとうって声をかけてくれた。私に彼らとおなじ宗教観を持つことはできなくても、その土地の人たちが大切にしてきたことに敬意を払いたいし、踏みにじりたくない。自己満でも私も嬉しくナッチャッタならwinwinでいいでしょう!

だからまた夕焼けを見にいってすっきりしてきた

感情もいっぱいあつめた1日目から2日目。オフリドマケドニアアルバニアの境界近くにある聖ナウム修道院へ。

孔雀なんか飼ってました

 

なんと国境まで徒歩20分。ここから超えてはないけどどきどきしちゃった。

 

早起きしてミニバスに乗り込み30分ほど。腹ごしらえにBurekってバルカンでは(よく出てくるみたいな単語、オールスターみたいな)を買ってぱくぱくする。具はわからず食べてみたけどほうれん草みたいなお野菜Burekでおいしかった。

Burek

さてさてたどり着いた湖の反対側。あーれま。もうほんとうに透明な淡水湖。早くきたおかげで湖周遊する船も動いていなくて静。この旅は自分探しじゃなくて、自分に時間を戻すものだって実感した。ふう。

見えますとも、正面はもうアルバニア

湖の後ろがわ、修道院の周りには湖から水をひいた3つの教会が点在しています。散策コースになっていてのんびり歩いて1時間弱くらいでまわれるの。ここはね、ジブリだったよ。あとなぜか日本の夏を感じた。蝉のこえを聴きながら自然のままに生きている草原を抜けるの。イギリスにきて、いやマレーシアも、蝉が鳴く夏っていうのをずっと忘れていたから、ノスタルジア。音とか香りとか毎日を組み立てる要素ってなくても気がつかないけど、こんなにも自分の記憶と体験に結びついていたのかってびっくりした。あとからこの時の写真フォルダ見返すと蝉の音だけを録音したのばっかりで興奮が伝わってくる(笑)

ジブリの森

2つ目の教会がだれもいなくて神秘的だったからお水もらってこってちょっと休憩してたの。そしたら正面からボートがやってきて、偶然ブルガリア人の合気道グループに遭遇。世界ってせまくできてる。コロナもあって2年越しのトリップだったらしく、こんな日本から遠く離れたところで自分の文化を知っている人たちに出逢えるなんてアメージングなこと!旅をしててすごく思う、私も還していきたい、伝えていきたい、届けていきたい。

こんな景色にも出逢えなかったでしょう

ふと浮かんできた自分へのメッセージ。

ただただ偶然でできたこの世界を高校生活のように謳歌してほしい。偶然にするにはできすぎたような伏線が5年後、それよりももっと先に回収されていく、こんな不思議で不揃いな毎日を。

きっと与えられた選択肢、どれも正解だから迷ってしまう。じゃあその中で最善はどれ?って。でももしあなたが直感的な人間ならもう十分体験してきたでしょう。頭にのっとられちゃだめ。目はたまに見えすぎちゃうの。だったら見えないようにしてきいてみる。選択肢に心が躍ったり、愛が溢れたりしたらそれでへいき。愛にチョイスをさせること。トレーニングがいるようだけど何となく感覚をつかんできている気がする。気持ちよくて心地いい。例えあなたが論理thinkerでもこの何となく合ってるっていう落ちついた感情は変わらないんじゃないかな。あとちょっとは力技。とった方自分の正解にする、それだけね。

もうみえてるはず

ゆっくりと温かい時間を過ごせたオフリドもこれでおしまい。ここからさらに西へ進み、アルバニアの首都ティラナを目指します。アルバニア共産主義時代の色が濃くのこる、まだ人々、町の傷が歴史になりきれていないそんな場所。ティラナから南下してベラット、北上してシュコダーの3箇所をまわってみた。アルバニア編お楽しみに。

それではおいしいごはん食べて良い1日を!!チャオ!

 

p.s. 入りきらなかった写真たち

ちなみにチェバブもおすすめ、肉

ずっとまったり

アイスおまけしてくれた

桟橋までの道

タイムカプセルした瞬間

なんだったかマケドニア付近の郷土料理