ユナモノガタリ その23
あーーーけましておめでとうございます!台風のような風がイアホン飛きとばして笑いのとまらないそんな日からこんにちは、ユナです。
かなり遅ればせながら新年のごあいさつ。間にあったといって、。
去年の今ごろ2023年になったってしばらく勘違いしてたのが現実になった、ふうっと一息。
久しぶりに旅のお話を包みなおしてわたしの日常をちらりと。ちょっとdown to earthな感覚を覚えなおしたくてイランイランの香りをお部屋にひろげてみる。
最近、とても大きな変化に気がつきました。シェフィールドになのかイギリスになのかわからないけれど、ちょっと愛着を持ち始めてる。ここでの毎日が愛おしくなってきている。
長い灰色の冬のすき間にある学校までの紅葉おわりかけ並木道、太陽への懐かしさだったり、フラットメイトにおはようっていう朝、夜11時にどこからか聞こえてくる鐘の音を通りすぎる図書館からの帰り道。どれもロマンティックに感じてます。
本当はないものがたくさんあって数え始めたらいや、どのへんが逆に気に入ってるの?(笑)ってなるんだけれど、だからこそ何気ない街の変化だったりあたらしい出逢いなんてものにぎゅっとしたくなる。
そりゃ3年目だしねって言われたらそうなのかもしれないけれど、すごく本音、最初からずっとネガティブしか感じられてなくて一年過ごしたら、あと一年過ごしたら、もしかしたらって思いながらくらいついてきた日々だったような。
野犬的強さから水のような強さに変わった(と思いたい)そうやってマインドもすごくずれた2年。変化が気に入らなくて、戸惑って、なんで前みたいになれないんだろう、考えられないんだろう、動けないんだろうって嫌になった。どっかのタイミングで私は宇宙人だったのかもしれないって本気で書きなぐったノートだってあるくらい迷子だったなあ。
今とってもtransitionのまんなかに自分がいてオンラインではサクセスストーリーに触れることが多いからこのジレンマ後でトラックしたいので書いてみました。
ここでの生活がアリエッティ的借りぐらしなことに変わりはない。ただ例えば、旅先でふとした時にぽろっと出たイギリスに”帰る”ってワード。あれそっか、帰るのかってそのあと気がつく。わかるのはずっとここにいる未来は見えないけれどきっと恋しく回顧することがあるでしょう。
もうひとつ、先週学校でやった自己診断ワークショップで面白いことに気がついたの。
赤、青、黄、緑4色のカラーバランスでその人の特徴をみつけるっていうものなんだけど、自分の無意識にある色と自分がクラスメイトから見られている/ 自分が思っている色が真逆だった。もうちょっと詳しく言うと、ワークショップで周りのみんなからもらった色は青>緑の2色だけだったのにinsightsの分析結果では赤>黄>緑>青。こんなこともあるの、不思議ねって先生が言ってたけれどなんとなく自分の中では腑に落ちてきた。きっとこのズレみたいなものがいつも自分にクエスチョンしてたから。
それでふと4年くらい前に友達の繋がりでシク教の教職者的な人に逢ったことを思い出した。そこから思いふけった「パーソナリティ」とか「個」ってなんだろうってお話を書いてみようと思います。真夜中の乱文。
すごい夜だったんです。
あんまり覚えてないんだけど、たぶん友達の友達の親戚の結婚式から帰ってきたあとだったかな。お家に3人の頭にターバンをしてお髭を伸ばした(宗教的な理由だよ)おじいちゃんとおじさんとお兄さんみたいな人がやってきました。
あのおじいちゃんの役職?を表すちゃんとした名前がわからないんだけど、霊的な力もあってみんなが助言を求めに彼に会いに来る、そんなすこし不思議な人でした。
(占いとかオーラをみるとかそういうのとは全く違くてシク教の経典をもとに知恵を人々に伝えてる人だったんだと思う、キリスト教とかだと牧師さんに近いのかな。話の最後に実はただのおじいちゃんじゃないのだっていう事実を教えてもらったからいまだに混乱したままなのだ)
とっても懐かしい雰囲気を醸し出してる人で、お家にいた友達2人とそのママと私とみんなでテーブルを囲みながら色んな質問にこたえてくれた。
絶対的なアンサーを持ってるんだろうけど、これはこう!っていう伝え方をする人じゃなくてシンプルな質問を返してきたり、アドバイスの中にも共感が感じられる話し方で。
ちょっとパーソナルだから話の中身はスキップするけど、おわりがけに聞かれたの。
「シャイなのかな?君は。いや、話したいけどなにかひきとめてるものがあるのかな?話していいんだよ」って。
私の脳内はうわあああってなってた(笑)
すごい話したいのにそれと同じくらい頭の中でたくさん会話がおきてて。
わかるかな、学校の自分と家の自分ってたまに違くてそこが一緒になるとどんな風に話すっけ?って混乱するやつ。
だからとにかく困った。とにかく窮屈な感じが自分に対してあった。
でも初めましての感情ともちがかったんだよなあ。
それでね、マレーシアに持ってきた本に書いてあった分人主義って言葉を思い出した。前にも触れたことあるねこれ。
分人って考え方は、「そもそも人の体は一つだけどその個性まで一つっていう(つまり本当の自分)なんてものはないんじゃない」って仮定からはじまるの。分人っていうのは自分が向かっている相手との関わりによって生まれてくる違うバージョンの自分で、個人っていう単位は分人の集合体なんだって。んで、個性は分人の構成比率によるものだから不変的ではないと。ちょっとまとめすぎて色々ぶっとんだけど(笑)
前はそうなんだくらいにしか思ってなかったから、これがみんなにもどう聴こえるかはわからないけど、分人っていうコンセプトがすごいしっくりきた。
この窮屈な感じ最近感じてる部分がみんなあるんじゃないかな、オンラインとオフラインの世界。コミュニティだったり、言語の違いだったり。
よくね、私のことを実生活で知ってる人はユナは自由に生きてるって思ってる。わからないけどブログを読んでくれてる人の中にもきっと、いつも刺激的で楽しそうな毎日を送ってるなあって思ってる人がいるかも。
自由に生きることはシンプルに見えて難しい。23年生きてきていろんなことを知ったもんね。楽しくてわくわくした生活なわけじゃない。1日の中にいろいろあってそれに反応してしまいがちだから疲れることもある。
ここからは弱音じゃなくて本音。
正直思ってる自分と現実とでうまく向き合えるようにのプロセス中。
こんな情報は不特定多数の人がアクセスできるネットの中に放り込まなくてもいいのかもしれないけれど。
ただね、自分の弱いところもさらけ出してあげたかった。
こうやってブログっていう外に何かを発信することを続けてると、だんだん自分がなりたい自分の像を勝手に作ってしまってないかなって不安になることもあるの。
ワクワクしたことを残したいし、限りある時間で書いていこうって思うとSNSに溢れてる普遍化されたキラキラなことばっかりになってる気がして。
楽しい時間を過ごしてる私もほんものだけど、そうじゃない自分もほんもの。
シャイな自分もいる。人を羨みすぎて嫉妬にまみれてる自分もいる。
だってそういうネガティブな自分も実際いて、それを偽物のユナと思って生きてないんだって気づいた。さっきの言葉で言い換えるとさ、それも私の中の分人たちなんだなって。
だからそれを隠そうとしたりするんは違うなって思った。
もともとブログで言葉を紡いでいきたいと思ったのは、ほんっとうにちょっとでも平和な世界づくりに繋がれると思ったから。読んでくれてる人の「自分、知ってる人、その他の社会」っていう自分を中心とした輪っかの中に遠い世界のことをぶちこみたかった(笑)大ごとに聞こえるかもだけど、私が旅した国やマレーシア、イギリスの文化だったり、人との会話だったり、宗教観だったりそういうのを「その他社会」のもやっとしたところから「知ってる人が言ってるなにか」に格上げしたいの。わたしの願い。そしたらね、どんどん自分ごとになっていくから。世界地図のはしっこで起きてることとかがさ、地球っていういっしょのホームで起きてることにならないかなって。
話がすこし外れたけど、こんな理由もあってワクワクをフォーカスしてきた。
ちょっとね、自分を大切にするのベクトルを違えた気がする?
わたしはかっこよく聞こえたかったわけでも、キラキラな世界にいる留学に成功した人?になりたかったわけでもないから。ポジティブなイメージだけ先歩きして、それが本物の自分だと思われてないかなとか、誰かを苦しめたり悩ませたりする種になってしまってないかなとか考えたわけです。
*ここでのポイントは周りじゃなくて自分ね。周りの人が自分にそこまでアテンションがないのはわかってるから、これは私の思い込みから発生してるんだけど、わたしがそう感じ始めてることがよくないんだと思ったのです。
Overall、なんだか第三者視点診断によってうまく言語化できたことがあったようなので、得意そうなことの石たちをわたしの壺につめていこうと思う、2023年。人なんて弱くてあたりまえ。図々しく人を頼って、縁繋いで、積極的に私も、私のまわりも変えていきたい。未知とぐんぐん遭遇していろんなことにワオ!もうなにそれ全然わかんないじゃん!って驚きたい。365日の感情ジェットコースター実験活動します。
p.s. 手始めにとにかく体感をもとめていこうと思ってるので、ここまで読んでくれた人ほんとうにありがとうだし、もしなにかおすすめの本、詩、場所、食べ物、時間、ショーでももろもろあったらぜひ教えてくだされ。(ちなみに最近やったのはトレッキング、ボルダリング、カリブ料理をたべる、でした)
自分でも読み返せないくらいの量になった、あれま。
ここらでお開き。たくさんの愛を込めて。
今日も良い日でしたとさ!