ユナモノガタリ

温結びをしたい

ユナモノガタリ その22

 

ジュピター歌って一番低い音がでるかで風邪ひいてるかチェックするよ、みなみんな、そして私の大切な思い出たち、お久しぶり。ユナです。

f:id:earth_gal:20211129035459j:plain

クリスマス来た

 

ふとユナガタリって徒然草気分って感じする、ちょっと図々しい(笑)草ってノートって意味なんだね。

「つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」

古文やってた時なんて興味のこれっぽっちもなかったし内容よりどうやって訳すのかとか品詞分解とかにばっかり目がいってたけど、今この文読みかえしたらなんかもっと面白いし共感、、!私がむかってるの硯じゃなくてパソコンだけど。

 

ふう、私はきょうも赤ペンを手になんでもない日に花まるつけて過ごしてます。(実はこれ火災報知器がなってる中書いてみたのだよ、あは)

なんかねここ数ヶ月くらいややこしくてここから離れてしまった。早送りとスローモーションが連続してあわあわしてたらもう年の瀬。それに、もっといい文章かきたいとか思ってしまったらそっから人と比べるようなってループにはまった。

書きなぐった裸のまんまのユナモノガタリたくさんあるの。季節が変わる匂いがするたびになんでもない1日を残してた。なんかね、文字をつなげて言葉をつくるとぽって日常がスペシャルになる瞬間があって。するするってなーんも考えずにできた時はほんもの。でも、ずっとロジックが支配してた気がして、ほんとうなのかこう思われたいって思ってるのか(そんなん思い返せばどうでもいいんだけど、ほらネガティブな迷子になった時って収拾つかないの、あは)そんなこと考えたり、頭の中だれもいなくなっちゃったみたいに静かで真っ白で。言葉が独立してしまってぜんぜん思ったようにつながらなかったの。だから、はじめの数行でとまってるドラフトいっぱい。今の私が想いだせない気持ち、音、香り、彩があるから自分のためにあとでぽんって残そうと思います。

f:id:earth_gal:20211126061528j:plain

いつまでも裸足で走りまわってたい

 

だからランダムトーク。今日はトランジションタウン(TT)の話なんてどうでしょう?

こういう定義みたいなのってうまく説明できないからグーグルから拝借(私がとくいなのは非言語コミュニケーションです、ブログでは伝わらない)

トランジション・タウンとは、ピークオイルや気候変動などの危機を受け入れ、地域にもともとある資源やそこに住む人々のスキル、創造力を最大限活用しながら、コミュニティを持続可能なものへ移行させていく草の根運動

 

私がこの考え?コンセプト?を知ったのが高校生の時で、たしかローカリゼーションとかの本を読み漁ったりしてたあたりだったかな。

グローバル化にぐんと舵が切られて、それを根っことした問題もたくさんでてきて。国際協力とはいうもののなにかが合ってない違和感とおいてきぼりになった自分の頭でしぼりだした答えがもっと逆から始まる発展があってもいいんじゃないかなってことだった(これがTTの考えとすごいマッチしてたの!)

さてさて、実はこの発祥の町がイギリスのトットネスっていうちっちゃいコミュニティ。5年くらいあたためた想いを胸に!本がリアルになるほどドキドキすることはない!行ってきたよトットネス!!

これもね違う用事で(イギリスでちょっとだけファーム生活してたのです)滞在してた町が偶然トットネスのすごい近くで。自分でもすごいびっくり。ほんとLife is Journeyね。

 

Anyway! 本題!

結論:懐かしい未来と資本主義のジレンマ

 

どこ向いても ”Handmade” "Second-hand" "Local" の文字に溢れてて、逆にインディペンデントじゃない店がないのかい!ってくらい思い描いてたとおりの景色。

f:id:earth_gal:20211126061524j:plain

秀逸

町のそこら中にコミュニティガーデンがあったり、みんなで作るシステムができてた。気づいたのは、元々パーフェクトだったわけでも、今もそうなわけでもなくてみんながちょっとずつ良くしたいとか想いに共感した人がやってきて理想を現実にしてるところなんだってこと。

 

ちょっと休憩したちっちゃいガーデンで偶然トットネスのコミュニティガーデンのリーダーをしてるおばあちゃんに会ってエリアのことすこし聞けたの。

f:id:earth_gal:20211126061927j:plain

上からみるとこんなだったらしいlamb garden

始まりはトットネスの車で10分くらいの場所にあるダーティントンっていう元私有地らしい。知ってる人もいるかな?シューマッハーカレッジがあるのはダーティントンに近いところ。そこは昔、お金持ちのアメリカ人とイギリス人の夫婦が住んでて、アートにパッションがある人らだったんだって。

f:id:earth_gal:20211126062708j:plain

人を育む教育のヒントがつまってる

その影響をうけてトットネスはヒッピーの集まる町に変わっていったそう。そこからTTのコンセプトが持ちこまれてユニークでオリジナルなトットネスの発展のはじまりはじまり。

このエリアにある刑務所では更生プログラムの中に農業っていうのがあって、メンタルとスキルサポートらしい、初めて聞いた!

今でもそのダーティントンを中心にトットネスを含めた4つの町がサポートし合ってる。

そのおばあちゃんは10年前にロンドンの近くから園芸をやるためにトットネスに呼ばれてやってきたそう。前は緑のある、人がくつろげたりおしゃべりできるスペースはなかったから。今では町の人とワークショップをしたり、トットネスの学校の子供たちの学び場にもなってるんだって。あとはトットネスの病院の裏にも似たようなガーデンを作って植物療法?のようなヒーリングスポットにしようっていうプランもあるんだとか。もちろん人と人を繋げるだけじゃなくて、そのガーデン自体ほぼ1年中他の生物が食べられるものを提供できるように作られててまさにちっちゃなcircle of life。

 

そのおばあちゃんとの別れ際に聞いてみた。

「この10年でなにか変わりましたか?」

「有名になって忙しくなったけど(別荘を買ったりして人が半移住してきて)でもみんなの町のフィロソフィーは変わってないよ。コロナ禍でも週末マーケットはずっとあってコミュニティの拠点になってた。みんなが好きなトットネスをみんなでつくるの。」

 

このマインドセットが草の根でいきわたってるのがワオ。どんな活動でも主語が”私たち”だと次に続いていくものになる可能性たかい気がする。

f:id:earth_gal:20211126061519j:plain

町のスーパー

ここからはうーんポイント。 

トットネス思ったよりすごい観光地だった。軽井沢とかみたいにちょっとリッチな人たちのホリデー先な感じ。プロジェクトの数でいうならトットネス、ガチローカルはチャグフォード。(チャグフォードは私がステイしたひとつのファームがあったところ)共通してるのは生活水準高めの人たちが多いってこと。ほぼ10割白人の方のコミュニティ。だからうまくいったのかな?

それもあってトットネスはふだん生活するにはちょっとオーバープライスだと思った。フェアな関係を保つための対価を払ってるってことは理解できるけど、結局そこのバリューシステムに落ち着いちゃうんだってすこしもやり。観光客からの需要が増えた分、プライスに影響してるのか、それとも私が適正って思うプライスが安すぎるんか。素朴な感じはあんまりしなかった。

悔しいなって思ったのは人あたり?大量生産とかそんな経済に対抗するとこにソコど真ん中の中国人っぽいアジア人1人でいたらまあ仕方ないけど、疲れる。あからさまに私にだけカスタマーサービスおかしいのとか見ちゃうとひとこと伝えるけど、もういいやって無視したらそれがスタンダードになってしまうし、わめいてもマインド変えられるわけじゃないし。難しいところです、

 

ちょっと逸れたけどそんなこんなではじめまして、トットネス。きっとこの町、もしかしたらどのTTも住んだりしないとわからない側面が本当に大きいんだと実感。だからこそただのホリデー客みたいになってしまったのがちょっと不完全燃焼。また機会あったら住むように過ごしてみたい。

f:id:earth_gal:20211126064149j:plain

トットネスの裏道

 

はてさて、文字数みながらこれが学校の課題だったらいいのになんて思いながら、そろそろさようなら。今年中に会えるかしら。年が明けてるかもしれないけれど。

みんな小さなハッピー抱きしめていこう!

それではモイモイ!

 

 

トランジッションタウン気になった方へ:) 

transitionjapan.net