ユナモノガタリ

温結びをしたい

ユナ旅モノガタリ 3カ国目(4)🇱🇦

こんにちは、ユナです🦋🕊

 

正直、いつまでこの旅ブログ続くんやって思いながらひらいてくれてる人いると思う。(私もそう思う)でも、これたった1ヶ月間の話(笑)でもあと2、3回で終わらせよう、マレーシアのこと書きたいこともいっぱいだ

 

なんでかなあ、って考えたら、ただの旅ではなかったんだろうなって。最初はそのつもりで行ったんだけど、いつのまにかこんなにも大事になってたんだ。ちょっと気になるのは、「大切」「美しい」「綺麗」「愛」って言葉たちをつかいすぎてどんどんチープにきこえてそう(笑)いやだーー違うんだよ、言葉がたりないの!私が知らないだけかもだけど、ううん、きっとどんなに偉い日本語学者つれてきて「はい、どうぞ。表現してください。」って言ってもしきれないと思う。もっとなにか感覚的なものばっかりだったからなあ、、

 

さてさて?そろそろ?ルアンパバーンを抜けて、タイの話にうつろうかなと思います。

 

ルアンパバーンからまた10時間くらいかな、かけてバスでチェンライに向かいました。

その中のバスでボロボロ泣きました。きっとぽんたす知らなかったとおもう。(ぽんたすは旅のパートナーです)

何かに感動したわけじゃない。

美しいものを見たんじゃない。

そこにあったのは、中国企業の採掘場らしきものでした。

(なんでわかったのかって、企業名がクレーンに書いてあったからだよ。)

地図を確認したけど、なんの地名もないところで、残ってるのは自分の携帯のスクショだけで、今もどこだったのかはわかんない。

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ほんとにout of nowhere だった



ほんとにびっくりするくらい大っきくて、採掘場だけじゃなくて、なんかダムみたいなのも見えた。

急に、あれ?私どこにいるんだ?って思わされたの。

それと同時にすごくすごくかなしくなった。

ルアンパバーンってほんとに前に本で読んだ「懐かしい未来」って言葉がぴったりな場所だった。そこにあるものを壊す発展じゃなくて、繋いでいく発展。

だから、そこから数時間の場所で自然がこわされて、掘り返されて、全部コンクリートで固められてて。

もしかしたら、私はバイアスなのかもしれないね。中国企業にたいして。たぶん。うん。

でも、前に中国系企業がはいりこんでる街でそこの人に話を聞いたとき、全然いいイメージが伝わってこなかった。その人たちは、うんでも仕方ないんだよって。

そのあと、ネットで調べたりして彼らが教えてくれたことは嘘じゃないってわかって、自分の中に事実としておとしこんだの。

ガーナに行った時にきいたこともそう。中国企業がどうやってお金を得るために現地の人を使うのか。

そういう話が私の中に積み重なってたから、その採掘場をみたときも、あ、きっとまた同じだって思った。

ここの土地を買って、その権利を主張して、すきなように使うんだって。

わかってる、企業にとったらこれはビジネス。

感情論でどうにかなる話じゃない。

企業だから、お金を稼いで、社員にお金を払わなきゃいけない。

わかる、わかるんだけど、こんなラオスの奥地にまで彼らは場所をさがしてやって来てるのか、きっと無くてもよかったものを作って人々の生活にはいりこんでいくのかって思うと怖くて、ただただ悲しかった。

ルアンパバーンの人たちが守ってる価値に、外からの価値を押し付けることがないようにってことだけ信じるしかなかったよ、バスの中から。権力が暴力として彼らに使われることがないようにって。

 

 

 

 

ちょっと話がずれるけど、香港の友達から聞いた中国のことも関連してるから書くね。でも、旅の話とは全然関係ないから興味ないわって思ったらよまなくても大丈夫です。すごい長くなったから(笑)

こういうのって書いてもいいのかな、わからんけど事実だし、彼らが私たち世界の知らないところで中国からの圧力をうけてる中で香港に生まれた誇りをもって自分たちの文化とか守っていこうってしてるのを知ってるから、私のブログを読んでくれてる人にだけでも知ってほしい。日本語でキャッチできる情報ってすごい少ないと思うから。

 

 

今月初めに香港であったデモ、日本でどのくらい報道されたんだろうか、、

130000人以上が参加したんだって、

彼女が言うには「中国自体、香港に似せて都市をなんこか中国に作ってるけど失敗してるから、それならもうコントロールしようっていうのが今。香港はお金が生まれるから中国としてはちゃんと支配下に置きたい。だから反乱分子になりかねない人は逮捕して中国本土に連れていく。」そういうことらしい。それに反対した香港の若者が中心になっておこしたデモ。

調べてみたらちょっとだけ香港ドルの方が紙幣価値が高いっぽい、加えて元より安定してるのも香港ドルがより重要視されてポイントになってそう。

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左が中国元、右が香港ドル

 

世界中がいや、おかしいってってなってても中国を止められないのはお金だって言ってた。特に、発展=正解っていう常識が当たり前のようにある今、急激な発展を迫られてる第三世界発展途上国)にとってお金が最重要事項になってくる。

つまり、こういうマインドだよね。

① 国を発展させたい

② 資本がいる

③ 中国から借り入れる

④ ビルとか港とか空港とか作る

⑤ 期日にお金を返せない(中国が貸したお金に利子をつけてくるから)

⑥ 代償として作ったものの権利が奪われる

最終的には国のオーナーが中国になる。圧倒的な上下関係がそこにはある。

カンボジアの警察を中国が乗っ取ったのもそう。南アフリカだってそう。スリランカだってそう。

 

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マレーシアだって例外じゃないよ

 

彼女は他にも「中国政府はすごい頭がいい。彼らがなにを世界に対してやってるかをちゃんとわかってる。わかってて全てやってる。中国の人は情報制限されてるからある情報だけを信じて生活するとどんどん中国政府のパペットになってく。香港はべつ。」って言ってた。

 

中国は国内を情報を制限することでコントロールし、国外をお金をうまく使うことでコントロールしていく。賢いのは、国外をまわりからかためてってるところ。経済的に弱い国から順番に。そうやってお金を借りた国は本意じゃなくても中国のサポーターとしてカウントされてく。

「I'm not even joking. They just want to take over the world.」

そうやっていつかのソ連みたくなっていくことが中国のゴールだって彼女は言ってました。実際、一帯一路っていう経済構想かかげてて、それによって他の国の発展を逆に遅らせることができるようになる。もっともっと中国中心の経済を作れるってことなはず。

中国は一人っ子政策をもうやめた。もっと労働力がいるからなんだって。メイクセンスだよね。

 

彼女の意見かもしれないけれど、前に香港に行ってこの話をたくさんした時、すごい悲しそうで、悔しそうな顔をしてたのが忘れられない。こういう経済的な介入をされて生きづらくなってきてる香港のこと。それに加えて、あまり中国のことを知らない人たちから「中国人」っていうレッテルを貼られて悩んだこと。

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大切な香港のともだちたち

 

私がここに書いてることは私がいまわかる範囲での正解で本当です。だから、もしこれで少しでも変じゃない?って思ったら調べてみたり、学校の先生とか違う視点を持つ人に話を聞いてみてほしい。私の情報で変だぞ?とかこんなことも聞いたことある!ってなったところとかあったらぜひ教えてください、、🙏もっと知りたい。

読んでくれた人、ほんとうにありがとうございました。

 

でも、長ったるいわっていう苦情は受けつけません(笑)

おわり!