ユナモノガタリ その5
こんにちは。ごきげんよう。ミズノユナです🌏
ただいまマレーシアお祭り真っ只中なので、家の窓からそこら中にあがってる花火を見ながらこのブログを書いていこうと思います。パンパンいってます。あ〜〜ぜいたくなのかもしれない?チルタイムです。
初めて花火が上がった時、だれか発砲したかと思って一瞬すんごいあせって飛び起きたんです、ほんとにすんごいびっくりした(笑)
ちなみに、このお祭りはDeepavaliっていってインディアンの人にとって(特にヒンドゥー教徒のインディアン)にとって大切なお正月みたいなお祭りです。なんか、これの元になってる話はヒンドゥー教の神話らしくて、色々あってインドからスリランカに飛ばされた王子様が最後、スリランカからインドに戻ってきたときインドの人が花火をあげてお迎えした。これが始まりの神話だってこのまえ先生が教えてくれました。(話がファンタジックすぎてほんとかどうかわからないけど)
この前、インターナショナルウーマンズデーのことをちらっと友達が話してて、思い出したことがあるのでそれを今日はシェアしようと思います。
こっちにくるまで児童結婚とまではいかないけど、そういう結婚ってあるとは知っててもなんだか自分からはほんとうに遠い話だと思ってたの。授業でとりあげたり、プレゼンしたこともあるけど、それでもどこか遠い世界でおきてるかなしいことだと思ってた。
でも、マレーシアに来て同じ寮にいたサウジアラビアからの留学生の子が「arranged marriageだから帰ったら結婚する。もう婚約はしてる。」ってさらっと話しててすごいびっくりした。その子は私よりまだまだ年下で。話を聞いていくと、相手の女の子と会うのは結婚するときで(その子は偶然知っちゃったらしくてコンタクト取ってたけど)それまで顔はわからないんだって。しかも相手の女の子とは13歳?14歳?のときに婚約して、結婚するのは16歳のときらしい。この子の場合、歳が2、3こしか離れてないってことだから「ラッキーだね」って一緒に話してた時にいた他の留学生が言ってて、私はすんごい混乱した、ほんとに。
いやいや、ラッキーとかその前に16歳で結婚するの?あったことない人と?え?って
正直に言うと、宗教に関してはつっこめないし、相手がこっちに乗り込んでこないか限りはつっこむつもりもない。それは自由な範囲だから。
だけど、周りの反応を見てたらさこれが普通な世界もすぐ隣にあるんだってわかったよ。一緒に話を聞いてた子たちは、パキスタンだったり、インドネシアだったり、ブルネイだったり、みんなイスラム圏から来てる人たちだったからリアクションがちがったんだなあ。最初は結婚?ってなってたけど、arranged marriageって聞いたら「あーなるほどね」って納得してて。
私がはじめて高校生のとき児童結婚のことを知った時はゆるせなかった。そういう形で女の子たちの未来を奪って、やりたいことすらできなくて、ひどい時はその結婚相手にsexual slaveとして扱われたりしてた。女の子たちの権利がないがしろにされすぎてる!って思ってた。女の子に生まれたことは罪でもないし、そのアイデンティティが足かせになるなんて絶対におかしいんだって。むしろそれは誇りになっていいものだと思うから。
でも、今はどう思う?って聞かれたら即答できないところもあるの。なんでだろう。そういう話が自分の中でリアリティになったからだと思う。いろんなパターンがあって、ほんとうに理解できないくらいのもあるから、それはwomen girls rightとして立ち向かっていかなきゃいけない問題だとはわかってる。だけど、今回こうやって知れたことで自分の常識ってマイノリティにもなるって実感できたし、まだまだマレーシアライフで学んでいくことは多そうだなあああ!
こっちにきてから自分の中の文字でしかなかった情報とか知識がどんどんリアルになってきてる気がする。🌱